たとえば

枝花の姿、その自然の仕業を眺めること。

音や旋律、そのゆらぎに耳を傾けること。

 

根本的な“感受性”というものはどれも同じで

それは、生身の人間として瑞々しく生きていくために

とても大切なものだと思うのです。

 

朝起きたとき、昨日より少し咲き開いた花が目に入る。

ほころび、芽が吹き、はなやかな姿をみせてくれたと思ったら

いつの間にか、花瓶のそばに花びらが落ちている。

皺を纏い、水分が抜けて、枯れていく姿の美しさ。

 

癒され、励まされ、心揺さぶられ、満たされる。

 

“ふれる”ことは、感じること。

その受容体を養うこと。

 

花に“ふれて”、みませんか。